一般社団法人ときの羽根の主な活動報告

一般社団法人ときの羽根

主な活動報告

2018年3月

日本・アジア青少年サイエンス交流プラン(JSTさくらサイエンスプラン)実施 3月4日〜10日の日程で、JSTさくらサイエンスプラン公募合格により中国上海市より科学技術研究者や環境教育担当者ら16名を招聘し、愛知県、三重県、神奈川県、東京にて環境保全および生物多様性に配慮した関連研究施設等の視察・交流を行った。
3月4日
第3回「長江流域生物多様性保全こども環境教育サミット」
左:JR快速みえにて伊勢市へ。 右:伊勢市環境協会にてオリエンテーション。

3月5日
伊勢神宮外宮早朝参拝。1300年続けられている遷宮の持続可能な社会システムを体感する。 参拝後、伊勢市を表敬訪問、神宮徴古館・神宮農業館の見学。
午後、水質日本一の宮川。その宮川流域の自然保護活動を担う流域案内人の会・中野副会長より、「エコミュージアム」の理念、活動についてレクチャーを受ける。その後、宮川の上流へ移動し、流域案内人の会・巽会長のガイドで「ユネスコ・エコパーク大台」の豊かな自然に触れる。
神宮徴古館・農業館視察
神宮徴古館・農業館視察

ユネスコ・エコパークと世界自然遺産の違いについて学ぶ
ユネスコ・エコパークと世界自然遺産の違いについて学ぶ

3月6日
湯の山温泉の「アクアイグニス」で温泉熱を利用した温室イチゴ栽培ハウスを視察。山本久史栽培技術者から説明を受け、収穫したイチゴでデザート加工食品類を視察し六次産業化について学ぶ。
午後、四日市公害と環境未来館視察。四日市市環境部北川高美部長、四日市公害と環境未来館生館長より歓迎のあいさつの後、井川和道氏のガイドで公害の発生、被害、抗争、裁判、賠償、解決、そして青空を取り戻すまでプロセスを体感する。
四日市公害と環境未来館
四日市公害と環境未来館。

3月7日
西広瀬小学校訪問。子供たちが水質汚濁調査15000日達成を記念して作られた歌で迎えてくれた。児童代表により環境保全活動の発表の後、水質汚濁調査の様子や丸根山ビオトープを見学。鈴木伸明校長、佐々木康二教頭と生態保全活動の在り方や環境教育に関して意見交換会を行う。
午後、豊田市訪問。豊田市磯谷裕司副市長の歓迎あいさつの後、豊田市未来都市推進課柴田徹哉課長より豊田市の概要をはじめ環境保全面での施策等のレクチャーを受け、低炭素な暮らしや交通、産業など各分野の先端環境技術の体験できる「とよたエコフルタウン」を視察。
夕刻、農家のこせがれネットワーク中部・東海の加藤秀明理事の進行のもとシンポジウム開催。 全校児童が元気な歌声で出迎え
全校児童が元気な歌声で出迎え。

3月8日
新幹線にて東京へ。ホテルチェックイン後、横浜へ。横浜市企業経営支援財団訪問。横浜市経済局成長戦略推進部・小林野武夫国際ビジネス支援担当課長より「横浜市経済の概況」についての説明を受けた後、環境系ベンチャー企業の紹介はじめ意見交換を行う。
上海市の姉妹都市・横浜とのベンチャー企業支援戦略等について意見交換
上海市の姉妹都市・横浜とのベンチャー企業支援戦略等について意見交換

3月9日
日本科学技術振興機構(JST)訪問。日本・アジア青少年サイエンス交流事業推進室・米山春子氏より当事業の計画案内の後、訪問団の張瑜燕から中国にとって当事業の成果報告を行うと共に、崇明島の向莉氏より世界級生態島を目指す「2040計画」はじめ、日中自然学校、長江こども環境サミットについて紹介した。
午後、中国大使館表敬訪問。湘平公使と呉松領事に今回の視察目的と成果について報告し、両氏からは今後の日中交流発展への期待が表された。
JSTの沖村憲樹氏・米山春子氏を囲んで

3月10日
浅草探訪。日本文化の伝統に満ちた浅草寺と多くの人を魅了する雷門商店街を見学。羽田空港より帰国。

2017年11月

第3回「長江流域生物多様性保全こども環境教育サミット」開催 四川省国際科学技術合作協会、上海市崇明区生態科学普及協会、日本一般社団法人ときの羽根(環境・芸術文化研究会)が共同主催し、安徽省国際科学技術合作協会、同済大学、上海市崇明区教育学院、成都市青少年クラブ、成都市永興小学校が受け入れ側となった「長江流域生物多様性保全活動・第三回こども環境教育サミット」は、2017年11月23日・24日の両日、成都市天府新区の永興小学校にて盛大に開催された。上海、湖北、安徽、四川省と日本からのおよそ200余名の児童生徒と校長、教師、専門研究者および、トヨタ自動車、関連の科学研究機関や企業の代表らが今回のサミットに参加した。
第3回「長江流域生物多様性保全こども環境教育サミット」
※第3回「長江流域生物多様性保全こども環境教育サミット」は、「トヨタ環境活動助成プログラム2016」の助成および三菱UFJ国際財団の支援を得て活動しています。

11月23日
今回のホスト校である成都市永興小学校にて、23日午後、同校校庭に参加メンバーとともに桜の木の植樹を行い、日中のみならず、長江流域各地の児童生徒と教師たちの友好が永く続くことへの象徴とした。夜には駐重慶日本国総領事館・斎藤憲二副領事の参加も得て歓迎交流会を開催した。
桜の木の植樹

11月24日
午前9時サミット開幕。四川省国際科学技術合作協会顧問・梁晋氏、上海対外科学技術交流センター副主任・陶永輝氏らの挨拶に続いて、弊法人代表の久田治子が日本側代表としてスピーチを行った。
こども環境教育サミットは永興小学校の児童クラブが進行役となり、環境教育フォーラム、児童環境教育の成果の展示、自然環境についての現場視察−「童心絵家園」と題した教育交流活動などを順次繰り広げた。日本側からは宮川流域世話人の会・中野喜吉副会長が長年にわたって宮川流域の保護活動について講演した。また、豊田市立西広瀬小学校の水質監視活動における教育の成果と取り組みを紹介した。続いて、四川、安徽省と崇明区の児童生徒の代表団が寸劇のスタイルで、それぞれの学校での長江流域生物多様性保全活動の取り組みと成果について発表した。午後は、グループに分かれて、湖沼、河川の現地観察調査を行うほか、絵画を通して家族や郷土への愛と未来への期待を表現した。
左:長江流域の各地から参加した児童がその取り組みを寸劇で発表。 右:宮川流域エコミュージアム活動を報告する中野喜吉氏。
左:長江流域の各地から参加した児童がその取り組みを寸劇で発表。 右:宮川流域エコミュージアム活動を報告する中野喜吉氏。

左:豊田市立西広瀬小学校の活動をビデオで紹介。 右:中国の児童たちが映像と寸劇で活動発表を行う。
左:豊田市立西広瀬小学校の活動をビデオで紹介。 右:中国の児童たちが映像と寸劇で活動発表を行う。

左:環境観察ワークショップの様子。 右:大好きなふるさとの姿を絵画で表現したワークショップ。
左:環境観察ワークショップの様子。 右:大好きなふるさとの姿を絵画で表現したワークショップ。

次回サミット開催に向け、上海市対外科学技術交流センター、上海市崇明区生態科学普及協会、一般社団法人ときの羽根と湖北省対外科学技術交流センターはプロジェクト共同協定に調印を行い、長江流域生物多様性保全サミットの会旗は永興小学校から湖北省黄岡市外国語学校(次回開催校)へと手渡された。



中国側主催者の報告書はこちら

2017年6月

日本・アジア青少年サイエンス交流プラン(JSTさくらサイエンスプラン)実施 6月25日〜7月1日の日程で、JSTさくらサイエンスプラン公募合格により中国安徽省より高校生13名と教師3名を招聘し、愛知県、三重県にて優れた環境保全および生物多様性に配慮した関連研究施設等の視察・交流を行った。

6月25日
中部国際空港に全員元気に来日し、空港会議室にてオリエンテーションを行う。
❖中部国際空港に全員元気に来日し、空港会議室にてオリエンテーションを行う。

6月26日
中部大学大学訪問。松尾直規教授(工学部長・中国連携推進部長)の歓迎のごあいさつ後、鈴木清明氏(国際センター事務部次長、中国連携推進部次長よりオリエンテーションとスケジュール説明を受け、CAD」教育施設、コンピュータ教育支援室、国際GISセンター、不言実行館を見学する。昼食後、工学部・研究室を視察。その後、松尾教授、留学生、三浦陽一教授(国際人間学研究所長)らと交流会を行う。
中部大学キャンパスにて記念撮影 ❖中部大学キャンパスにて記念撮影

6月27日
トヨタ産業技術記念館見学。記念館の阪本敦マネージャーよりオリエンテーションに続き館内を見学し、トヨタ自動車の「研究と創造」、たゆまぬ革新精神に関心を寄せていた。午後には、四日市公害の歴史と教訓を風化させることなく、環境について未来志向で考えるための施設「四日市公害と環境未来館」見学した。
左:トヨタ産業技術記念館 右:四日市公害と環境未来館 左:トヨタ産業技術記念館   右:四日市公害と環境未来館

6月28日
午前、伊勢慶友病院「伊勢メディケアセンター」視察。慶友病院長・堂本洋一先生より「認知症予防と地域社会の中での介護センターの枠割」の講義を受けたのち、センター内の見学と最新医療機器の説明、音楽・美術を取り入れたプログラム体験する。
左:高校生たちをロボットがお出迎え 右:高齢者向けのリハビリを体験 左:高校生たちをロボットがお出迎え   右:高齢者向けのリハビリを体験

午後、皇学館大学訪問。まず、大平和典准教授の案内で神道博物館見学。国際コミュニケーション学科・張磊教授(人工知能)による「中日2000年交流史-技術交流を中心に-」の講演ののち、張磊教授の司会進行で中国人留学生と意見交換会を行う。
左:神道博物館を熱心に見学する。 右:張教授の講演と意見交換会。 左:神道博物館を熱心に見学する。   右:張教授の講演と意見交換会。

6月29日
伊勢神宮内宮「早朝参拝」。参拝後、三重県立伊勢高校(スーパーサイエンスハイスクール指定校・2016科学のオリンピック優勝校)訪問。伊勢市長・鈴木健一氏のご挨拶後、眞ア校長、角屋教頭先生から学校案内を受ける。数学、現代文、音楽、英語の授業を一緒に受けた後、SSC(スーパーサイエンスクラブ)の活動に参加し高校生同士の交流を深める。
左:数学の授業。授業の進め方の違いに関心が。 右:クラブ活動に参加。ロボットの自動走行に歓声。 左:数学の授業。授業の進め方の違いに関心が。   右:クラブ活動に参加。ロボットの自動走行に歓声

6月30日
視察最終日、志摩環境事業協業組合を視察。宝門豊膜事業部長より伊勢志摩の美しい自然とその源である水を守る事業活動と最新の環境保全に向けた排水処理システムと機器について説明を受ける。その後、G7伊勢志摩サミット会場の志摩観光ホテルを訪問。 午後、鳥羽水族館の見学。飼育員の案内で水族館のバックヤードを視察し、生物の保護と環境保全に向けた取り組みの説明を受ける。 左:志摩環境事業協業組合訪問。 鳥羽水族館のバックヤード見学。 左:志摩環境事業協業組合訪問。   右:鳥羽水族館のバックヤード見学。

6月30日
中部国際空港より元気に帰国。

2016年11月24〜11月30日

日本・アジア青少年サイエンス交流プラン(JSTさくらサイエンスプラン)実施 11月24日〜30日の日程で、JSTさくらサイエンスプラン公募合格により中国各地(上海市、江蘇省、安徽省、湖北省、四川省)より16名の学生・研究者を招聘するとともに、第3回「日中アグリ青年交流会」として農業関係者(2名)および上海市、成都市の大学教授(2名)ら合わせて20名が来日。三重県を中心に優れた環境保全および生物多様性に配慮した関連施設等の視察・交流を行った。

11月24日
中部国際空港に全員元気に来日
❖中部国際空港に全員元気に来日

11月25日
中国駐名古屋総領事館を表敬訪問。ケ偉総領事、李穎領事より環境・科学技術の視察成果と日中友好交流への期待が寄せられた。午後には四日市市の三菱化学株式会社四日市事業所を見学し、四日市公害克服の過程と環境保全に向けた取り組み報告を受ける。
左:中国駐名古屋総領事館にて 右:三菱化学四日市事業所にて
左:中国駐名古屋総領事館にて 右:三菱化学四日市事業所にて

11月26日
四日市公害の歴史と教訓を風化させることなく、環境について未来志向で考えるための施設「四日市公害と環境未来館」見学。見学後、数寄屋造りの落ち着いた佇まいの泗水庵で日本の伝統文化を体験。立礼席で気軽にお茶と和菓子のひと時を楽しんだ。
左:学芸員から四日市公害について説明を受ける。 右:泗水庵にて日本のお茶文化を体験。
左:学芸員から四日市公害について説明を受ける。 右:泗水庵にて日本のお茶文化を体験。

午後、宿泊先でもある四日市市の公益財団法人国際環境技術移転センターにてセミナーを開催。三重大学生物資源学研究科・加治佐隆光教授の「環境配慮型河川流域管理」、元名古屋市上下水道局長・小林寛司氏より「COP10から長江こども環境サミットに関わって」と題した講演の後、三重大学の中国からの留学生も参加して歓迎懇親会を開催した。
左:川&水に関する講演に真剣に耳を傾ける。 右:セミナー後の迎懇親会では両国の歌合戦も
左:川&水に関する講演に真剣に耳を傾ける。 右:セミナー後の迎懇親会では両国の歌合戦も

11月27日
宮川流域の自然、歴史、文化などの地域遺産の保全と活用を目指す宮川流域案内人の会の中野喜吉副会長より大紀町阿曽の公民館にて、エコミュージアムの理念や活動について講演頂いた後「エコミュージアムセンター宮川流域交流館たいき」を見学。午後は大瀧峡キャンプ場にて案内人の会の寺村善治さん指導の下にインタープリター養成ミニ講座を受講し、中野副会長のガイドで宮川沿いを下り伊勢市へ向かう。夕食会場に思いがけず鈴木健一伊勢市長が駆けつけて下さり歓迎と伊勢神宮とともにある伊勢の豊かな環境を体感して欲しいとの挨拶を頂いた。
左:宮川流域エコミュージアムについての講演 右:宮川流域交流館たいき見学
左:宮川流域エコミュージアムについての講演 右:宮川流域交流館たいき見学

左:雨中、大瀧峡キャンプ場にてワークショップ 右:鈴木伊勢市長を囲んで記念撮影
左:雨中、大瀧峡キャンプ場にてワークショップ 右:鈴木伊勢市長を囲んで記念撮影

11月28日
ガイドさんの案内で伊勢神宮内宮を早朝参拝。1300年続く式年遷宮には大きな関心が寄せられた。その後、おはらい町にある五十鈴塾右王舎にてシンポジウムを行う。上海崇明島および武漢における生物多様性保全活動の現状と課題について発表の後、質疑応答と意見交換を行う。午後は、前日ご協力下さった宮川流域案内人の会の皆さんにも参加頂き、流域が連携して環境保全活動に取り組む必要性や市民の参加、行政の役割などについて意見交換を行った。夕刻、修道小学校にて古市翔龍太鼓の子供たちによる和太鼓の演奏披露と交流を行う。
左:空気が張りつめた中、内宮へ早朝参拝 右:上海崇明島の活動報告(五十鈴塾右王舎にて)
左:空気が張りつめた中、内宮へ早朝参拝 右:上海崇明島の活動報告(五十鈴塾右王舎にて)

左:日中の参加者が車座になって活発な意見交換 右:中国からの参加者も児童の指導でバチを振る。
左:日中の参加者が車座になって活発な意見交換 右:中国からの参加者も児童の指導でバチを振る。

11月29日
視察最終日、志摩市へ向かい志摩環境事業協業組合を視察。伊勢志摩の美しい自然とその源である水を守る事業活動と最新の環境保全に向けた排水処理機器について説明を受ける。その後、G7伊勢志摩サミット会場の志摩観光ホテルを訪問し、首脳が美しい英虞湾を眺めた屋上や記念撮影をした絶景スポットに足を運び、青い空と海、そして緑の島々の美しい風景を目の当たりにした。
左:長江こども環境サミット記念写真と竹内千尋志摩市長 右:志摩環境事業協業組合にて事業説明
左:長江こども環境サミット記念写真と竹内千尋志摩市長 右:志摩環境事業協業組合にて事業説明

志摩観光ホテルにて、首脳になったつもりで手を挙げての記念撮影
❖志摩観光ホテルにて、首脳になったつもりで手を挙げての記念撮影

11月30日
中部国際空港より元気に帰国。

2016年10月30日〜11月1日

第2回「長江流域生物多様性の保護活動―こども環境サミット」開催 10月30日・11月1日、一般社団法人ときの羽根と安徽省国際科学技術合作協会、上海崇明区生態科学普及協会、四川省国際科学技術合作協会との共催、上海対外科学技術交流中心、上海市農業科学院園芸研究所、上海崇明区教育学院、江蘇省揚州市邗江区実験学校、四川省科学技術交流中心、同済大学環境科学と工程学院、武漢大学資源と環境科学学院、長江水利委員会(水利部国際合作科学技術司)、河海大学環境学院の後援、日本国際交流基金北京日本文化センター、トヨタ環境活動助成プログラム、経団連自然保護協議会、三菱UFJ国際財団、JSTさくらサイエンスプラン(日本科学技術振興機構)の助成、お伊勢さん菓子博実行委員会などの協力により第2回「長江流域生物多様性保全活動―こども環境サミット」を安徽省枞陽中学校にて開催した。

こども環境サミットには長江流域の児童をはじめ日中双方の生物多様性分野における専門家、研究者、関係機構、教育機関などの代表等約500人が集い、日本からは前名古屋市上下水道局長・小林寛治さんはじめ愛知県豊田市立西広瀬小学校の児童からの生物多様性保全活動報告をビデオレターにて発表した。

第2回「長江流域生物多様性の保護活動―こども環境サミット」開催

第2回「長江流域生物多様性の保護活動―こども環境サミット」開催

10月30日には、「長江こども環境サミット」開催と日中友好の証しとして、「長江こども環境サミット」会場を桜で繋ぐ「長江桜花リレー」を、会場となった枞陽中学校にて参加した子どもたちと枞陽中学の生徒で植樹を行った。

第2回「長江流域生物多様性の保護活動―こども環境サミット」開催

第2回「長江流域生物多様性の保護活動―こども環境サミット」開催

11月1日の開会式の後、子どもたちは5班に分かれ生物多様性保全に向けたワークショップを実施し、河川や湖、村などの実態調査を行い、その生態環境、生物の特徴、環境状態などの観察や調査活動を行った。その間、教師と研究者などは指導者、研究者の立場でディスカッション形式で交流と意見交換を行った。昼食後、上海市崇明区教育学院から3月の「長江こども環境サミット」後の環境教育の実績成果報告があり、四川省永興小学校、安徽枞陽中学校では劇にて分かりやすく取組み発表がなされた。その後、上海市教育委員会の文学博士・芮東莉先生が「母なる河の大切さ」について、安徽省資源環境工程学院の李春林副教授は「長江中下流域の生物多様性保護の現状と挑戦」について講演された。

午前のワークショップに参加した子どもたちからは、生物多様性と環境保全に向け「私たちの長江保護に向け頑張ろう」との決意発表があった。

「長江流域生物多様性保全活動---こども環境サミット」を通して、生物多様性環境保全分野の交流推進と持続可能な発展を目指し、一般社団法人ときの羽根と上海対外科学技術交流中心、崇明県生態科学技術普及協会、安徽省国際科学技術合作協会、四川省国際科学技術合作協会の5者で協力していくことに合意し調印した。 第2回「長江流域生物多様性の保護活動―こども環境サミット」開催

2016年9月4日〜6日

第2回「長江流域生物多様性保全−こども環境サミット」開催地・安徽省枞陽県を視察訪問 10月末に開催予定の第2回「長江流域生物多様性保全−こども環境サミット」の準備状況協議のため安徽省枞陽県を訪問した。

安徽省国際科技合作協会・向红秘書長、王時正顧問はじめ、枞陽県科学技術局、枞陽県教育局、枞陽県環境保護局、枞陽県農業局、枞陽県科学技術協会、安徽宇瑞環境保護建設有限公司の代表者と懇談し、開催に向けた準備状況を確認。翌5日には会場となる安徽省枞陽中学校視察と枞陽中学校・周雪松校長はじめ学校関係者、安徽省国際科技合作協会はじめ政府機関代表者と開催計画の詳細を協議。梁鍵副県長は大水害で経済的に厳しいが枞陽県として全面的な支援を表される。その後、水害被災状況および長江を視察する。

6日には、安徽省宮橋郷団山小学校を9か月ぶりの再訪。郷団小学校長・呉陶友氏から3月崇明島での「こども環境サミット」に参加したが、学校に戻ったその日から児童たちが自主的に学校内はもとより周辺の清掃に取り組むなどの効果報告を受ける。

第2回「長江流域生物多様性保全−こども環境サミット」開催地・安徽省枞陽県を視察訪問

第2回「長江流域生物多様性保全−こども環境サミット」開催地・安徽省枞陽県を視察訪問

2016年9月1日〜3日

第8回上海デザイン・ビエンナーレに出展 9月1日〜3日、上海市の上海展覧中心で開催された「第8回上海デザイン・ビエンナーレ」に主催者(上海市科学技術委員会等)の要請で日本側パートナーとして招待出展した。

上海崇明島での「自然がっこう」プロジェクトと本年3月に上海崇明島にて開催した「長江流域生物多様性保全−こども環境サミット」の成果報告を主題に、崇明県生態科普協会の協力のもと崇明島の前哨学校、裕安小学校の参画を得て、パネル展示のほかワークショップを共同で実施した。

9月1日・2日は前哨学校の児童4名、教師3名が「盆栽」「折り紙」のワークショップを実施。最終日には、裕安小学校の小学5年生2名が美術の先生の指導でグリーンマップを作成して、学校周辺の環境教育成果を報告。来場した北京の教師進修学校の指導教師が展示内容の環境教育プログラムを評価し、10月末開催予定の安徽省での「長江こども環境サミット」にも参加を希望するなどの成果も得られた。

第8回上海デザイン・ビエンナーレ

第8回上海デザイン・ビエンナーレ

2016年3月29日

豊田市長表敬訪問 上海崇明島で開かれたトヨタ社会貢献活動支援プログラム「長江流域生物多様性保全−こども環境サミット」について、日本から参加した豊田市立西広瀬小学校の水野、三宅両君から太田稔彦市長に活動報告を行った。

西広瀬小学校の児童が発表した40年間一日も休まず続けている矢作川の水質汚濁調査活動は、環境保全に取り組む長江流域の児童や学校教育関係者に高く評価され、西広瀬小学校はじめ豊田市との一層の交流を要請された。5月には上海崇明島の科学技術委員会のトップをはじめ小学校校長など6名が西広瀬小学校はじめ環境保全関連施設等の視察が予定され、豊田市としての理解と支援を太田市長に要請した。

表敬訪問には、西広瀬小学校の薮崎校長はじめサミットに参加した水野、三宅両君、佐々木教頭、同校OBの清水さん、講師を務めた環境教育アドバイザーの森上先生が参加した。

豊田市長表敬訪問

2016年3月25日

中国名古屋総領事館表敬訪問 3月3日・4日に上海崇明島の前哨学校で開催した「長江流域生物多様性保全活動−こども環境サミット」の成果と今後の活動に対する理解と支援を要請した。

サミットでは、40年間一日も休まず続けている水質汚濁調査活動を発表した西広瀬小学校の水野、三宅両君から、長江流域から参加した同年代の児童との交流や自分たちの手で発表した環境宣言について、趙副領事から「世界は一つです。これからも中国の子どもたちとの交流を続け、環境保全に取り組んで欲しい」と、感謝とともに今後への期待が寄せられた。

中国名古屋総領事館表敬訪問

2016年3月3日〜4日

2016年長江流域生物多様性保全活動―こども環境サミット開催 長江流域生物多様性保全活動―こども環境サミット開催

3月3日・4日、一般社団法人ときの羽根と崇明県生態科学普及協会との共催、上海対外科学技術交流中心、崇明県科学技術委員会、崇明県教育局の後援、トヨタ環境活動助成プログラム、経団連自然保護協議会の助成、赤福株式会社、東邦ガスリビング株式会社、菱輝金型工業株式会社の協力により「長江流域生物多様性保全活動―こども環境サミット」を上海市崇明県の前哨学校にて開催した。

こども環境サミットには長江流域の児童をはじめ日中双方の生物多様性分野における専門家、研究者、関係機構、教育機関などの代表等約200人が集い、日本からも愛知県豊田市立西広瀬小学校の児童代表が参加した。

今回のサミットでは、崇明島での「自然がっこうプロジェクト」の三年間の歩みと「長江こども環境サミット」の展望について、弊法人の代表理事:久田治子が発表したほか、同済大学:李建華教授の「長江流域魚類多様性保護への挑戦」、崇明生態科普協会の「崇明県での生態多様性保全の教育現状」、そして日本からは環境教育アドバイザー:森上章氏が「日本の持続可能な環境教育」について講演した。

日中代表校の活動発表では、中国側が崇明県の三つの代表校(裕安小学校、前哨学校、陳家鎮小学校)の児童代表がそれぞれ「グリーンマップ行動」、「リトル東灘の自然ノートメモ活動」、「カササギ資源科学普及等の活動」について発表。長江流域(江蘇省、安徽省、四川省)からの代表校もそれぞれ学校の概況や環境保全活動についての取組みを発表した。
日本から参加した豊田市西広瀬小学校の水野台君(小六)と三宅紀仁君(小五)の両君からは、学校情況と高度成長経済時、汚れていた川をきれいにして遊びたいと児童による川の清掃活動をきっかけに始まった40年間一日も休まず続けている水質汚濁調査について紹介した。

水質汚濁調査について紹介


発表後、日本から講師として参加した環境教育アドバイザーの森上章先生の指導の下、日中のこどもたちはグループに分かれて、環境保全をめぐるディスカッションを行い、「環境保全提言」を発表した。

「環境保全提言」を発表


中国と日本の子どもたちが未来を話し合う交流の場、長江流域「こども環境サミット」開催と日中友好の証しとして「桜の苗木」を寄贈し、会場となった前哨学校で参加した子どもたち皆で植樹を行った。この桜の植樹活動は、今後も長江流域「こども環境サミット」会場となる学校を中心にリレー方式で続けていく「長江桜花リレー」を予定している。

こども環境サミット


「長江流域生物多様性保全活動---こども環境サミット」を通して、生物多様性環境保全分野の交流推進と持続可能な発展を目指し、一般社団法人ときの羽根と上海対外科学技術交流中心、崇明県生態科学技術普及協会、安徽省国際科学技術合作協会、四川省国際科学技術合作協会の5者で協力していくことに合意し調印した。

こども環境サミット

2015年5月19日・20日

ミラノ万博 日本館イベント広場に公式参加しました。 ミラノ国際博覧会 日本館イベント広場

「ミラノから未来へ」愛知・上海万博、COP10、ESDユネスコ世界会議から繋ぐ「生物多様性保全活動の進化と市民連携を目指して」をテーマに、2015年ミラノ国際博覧会・日本館イベント広場に公式参加し、プログラムを予定通り実施しました。

一般社団法人ときの羽根はスタッフ3名の小さな団体ですが、トヨタ環境活動助成プログラム、経団連自然保護基金はじめ企業・団体、個人の皆様の力強いご支援のもと、ミラノ万博という大きな舞台で、豊かな自然の営みに抱かれて四季を愛で神仏を敬う独自の文化を育んできた日本人の心を、式年遷宮・盆栽・俳句・唱歌などを通して紹介し、自然との共生を伝統とする日本の国際協力の役割について発表することができました。

ミラノ国際博覧会「ミラノから未来へ」

<実施プログラム報告>
1. パネルディスカッション
今世紀の万博開催地である愛知、上海、ミラノの代表者により、3つのテーマでパネルディスカッションと鼎談を実施しました。
1)愛知万博からみる市民参加と万博
2)長江流域「こども環境サミット」に向けて
3)愛知、上海、ミラノ、そして未来へメッセージ
パネルディスカッション

2. ステージ・パフォーマンス
日本の伝統文化であり欧米でも人気の「盆栽」デモンストレーションとオペラ歌手による「日本の歌」ライブを開催。「盆栽」デモンストレーションは好評で多くのイタリア市民が来場し、ステージ上でのワークショップや質疑応答で交流を深めた。
1)盆栽師・平尾成志氏による「盆栽」デモンストレーションとワークショップ
2)オペラ歌手・夏目久子さん、ピアニスト・都築彩子さんによる「日本の歌」ライブ 盆栽パフォーマンス(平尾成志)

オペラ歌手・夏目久子

3. 映像上映
自然を慈しみ、自然と共生する日本の精神文化と日本企業の自然保全活動に対する国際貢献支援事例を映像で紹介。
1)第2回神宮式年遷宮
2)映画「ほかいびと」短編
3)伊豆蔵明彦の世界「自然と人いろ、いと、かたち」
4)丹沢の鹿から人類への警鐘
5)企業の国際貢献支援事例(トヨタ自動車、経団連ほか)
6)日本の四季(昇龍道の名所100選)
映像上映

4. 展示
ギャラリースペースにて、木村正夫氏撮影の「丹沢の鹿から人類への警鐘」の写真展を開催。鹿の保護と生息地域の森林(生物多様性)の保護・再生問題に関心が集まる。
木村正夫氏撮影の「丹沢の鹿から人類への警鐘」の写真展

夜を徹しての設営や万博という大舞台に初参加というプレッシャーもあったが、計画したプログラムを予定通り実施することができました。ミラノ工科大学のマルコ・インペラドーリ教授をはじめミラノ博参加を現地でサポートいただいたNPO日伊文化協会みらいの代表でもある吉田友香子さんとの交流でイタリアのみならず、生物多様性保全活動や文化・芸術交流面でEU圏との交流・連携の1ページを開くことができたのも万博参加の大きな成果でした。改めてご支援・ご協力いただきました皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。

ご支援・ご協力いただきました皆様

2015年4月

一般社団法人ときの羽根は2015年ミラノ国際博覧会 日本館イベント広場に出展!自然を敬う独自の文化を育んできた日本人の心を発信します。
ミラノ国際博覧会(ミラノ博)概要
会期:2015年5月1日〜10月31日(184日間)
開催地:イタリア共和国ロンバルディア州ミラノ県ロー市
テーマ:「地球に食料を、生命にエネルギーを」ミラノ博は「食」をテーマにした国際博覧会です。

一般社団法人ときの羽根の参加概要
開催期間:2015年5月19日・20日
開催会場:日本館イベント広場
テーマ:「ミラノから未来へ」愛知・上海万博、COP10、ESDユネスコ世界会議から繋ぐ「生物多様性保全活動の進化と市民連携を目指して」
内容:一般社団法人ときの羽根の名称となった「トキの羽根」の由来とその背景にある持続可能な生物多様性、あるいは社会の安寧を遷宮を通して願う先人たちの思いを映像で紹介。これは古の文化芸術や建造物を誇りとして守り続けるイタリア、スローフーズ運動発祥のイタリア北部地域の人々の心と相通ずるものがあり、共通の理念や課題を共有できるものと考えます。

ミラノ国際博覧会 日本館イベント広場
【プログラム(予定)】
◆ステージ
1. 「長江流域こども環境サミット」活動報告
「長江流域こども環境サミット」活動報告

2. 盆栽パフォーマンス(平尾成志)
盆栽パフォーマンス(平尾成志)

3. 日本の唱歌(夏目久子)


◆映像
1. ESD 1300年の叡智「式年遷宮」

2. 映画「ほかいびと」から信州の田園風景と俳句(北村皆雄)

3. 丹沢の鹿から人類への警鐘(木村正夫)
丹沢の鹿から人類への警鐘(木村正夫)

4. 日本の助成団体の国際貢献事例

5. 知県一宮市の七夕祭り(60周年)と「一宮モーニング」の紹介


助成
「トヨタ環境活動助成プログラム2014」
「経団連自然保護基金2015」
「さくらサイエンスプラン」

協賛
(株)デンソ―
(株)アーガコーポレーション

協力
神奈川県立 生命の星・地球博物館
一宮市
一宮商工会議所
愛知県立芸術大学
(公財)一宮地場産業ファッションデザインセンター
イキジ
多くの企業、団体、個人の協力を得ています。


2014年11月

ESDユネスコ世界会議交流セミナー&第2回「日中アグリ青年交流会」開催 11月10日〜12日に名古屋市にて開催された「ESDユネスコ世界会議」の交流セミナーおよびパネル展示に公募合格し参加。
レセプション会場では日中合同で実施した上海崇明島「自然がっこう」の成果発表パネルを展示するほか、11日には名古屋国際会議場ESD交流セミナーを開催し、「自然がっこう」と「日中アグリ青年交流会」の成果報告および2015年以降に実施予定の長江流域「こども環境サミット」計画、グリーンマップの活用とESD、農業分野のESD展開における日中の連携・協力の進め方等についてディスカッションを行う。

3つのテーマでグループディスカッション
3つのテーマでグループディスカッション

2014年11月

日本・アジア青少年サイエンス交流プラン(JSTさくらサイエンスプラン)実施 1月6日〜12日の日程で、JSTさくらサイエンスプラン公募合格により中国各地(上海市、安徽省、湖北省、四川省)より10名の学生・研究者を招聘するとともに、第2回「日中アグリ青年交流会」として農業関係者(5名)および上海市などの政府関係者(5名)ら合わせて20名が来日。愛知県を中心に優れた環境保全および環境保全型農業関連施設等の視察・交流を行う。

大村愛知県知事表敬訪問
大村愛知県知事表敬訪問

レクチャー
河川環境楽園で同済大学の李教授より「河川流域全体の環境保全が地域の持続可能な発展につながる」とのレクチャーを受ける。

2014年9月

上海崇明島・裕安小学校訪問 9月2日、グリーマップ活動のモデル校である上海崇明島・裕安小学校を訪問。第3回「自然がっこう」以降の活動状況を視察する。
6月に小学1〜5年生30人と生徒の父兄、学生ボランティアが参加して作成したグリーンマップについて意見交換し今後の活動に向けたフォローを行う。
担当教師から国家教育部および上海市教育局が視察し高く評価し、グリーンマップ活動を夏休みの課題プログラムとして検討しており、崇明県生態科普協会としても実施校の拡大を推進しているとの報告を受ける。

上海崇明島・裕安小学校訪問

2014年8月

第7回上海デザイン・ビエンナーレ2014に出展 8月29日〜31日、上海市の上海展覧中心で開催された「第7回上海デザイン・ビエンナーレ」に主催者(上海市科学技術委員会等)の要請で日本側パートナーとして招待出展。
上海崇明島での「自然がっこう」プロジェクトの活動報告と愛知万博、上海万博、COP10の開催理念「生物多様性」を主題にした絵画展示(作家:浅野モオム氏)および「あいちトリエンナーレ2015」のPRを行う。

第7回上海デザイン・ビエンナーレ2014に出展

2014年5月

上海市崇明島にて第3回「自然がっこう」開催 5月28日、上海市崇明県陳家鎮の裕安小学校において、崇明島内の小学校教師をはじめ、中学、高校の教師、同済大学のNPO緑色之路協会の学生、上海市農業科学院の技術者ら150名を受講生に迎え、第3回「自然がっこう」を開催した。
第3回「自然がっこう」はこれまで継続的に助成いただいているトヨタ環境活動助成プログラム2012、三菱UFJ国際財団、あいちモリコロ基金に加え、新たに経団連自然保護基金の支援を受け実施した。
地域の未来・志援センターの萩原理事長を講師に迎え「グリーンマップ」をテーマに、グリーンマップの目的とその作成および活用方法について講義を行い、「崇明島を良くしようとする人、崇明島を愛する人を育てることこそグリーンマップ活動の目的であり、生態アイランド崇明への道である」とのメッセージに対し、崇明島側からは、熱意と知恵のこもった講義に高い評価が寄せられた。今年度裕安小学校をモデル校に教師と子供たちが中心にグリーマップづくりが進められ、崇明島の小学校全35校で実施される予定である。

上海市崇明島にて第3回「自然がっこう」開催

講義する地域の未来・志援センターの萩原理事長

講義する地域の未来・志援センターの萩原理事長
主催者挨拶をする(社)ときの羽根 久田治子代表理事

主催者挨拶をする(社)ときの羽根
久田治子代表理事

崇明県テレビの取材を受ける

崇明県テレビの取材を受ける
午後のディスカッションでは活発で熱意あふれる議論が交わされた

午後のディスカッションでは活発で熱意あふれる
議論が交わされた


詳しくは報告書をご覧ください。

2014年3月

「日中アグリ青年交流会」開催 3月2日〜7日の日程で、第一回目となる「日中アグリ青年交流会」を、三菱UFJ国際財団、トヨタ社会貢献活動助成プログラム、愛知モリコロ基金の支援のもと、上海より高校生、大学生、若手農業研究者ら9名を招き愛知県下にて開催した。 この交流会は、2010年より取り組んできた上海崇明島での「自然がっこう」の一環として、日中の農業青年の交流を通して環境保全と安全安心な農産物の生産、供給により農業経済の発展と地域の活性化への貢献を主な目的としている。

3月2日(日) 上海より訪日団9名来名。オリエンテーションと歓迎会を行う。上海より訪日団9名来名

3月3日(月) JA愛知中央会、中国駐名古屋総領事館表敬訪問。三州フルーツ工房のイチジク農場視察。西浦温泉にて日本文化を体験。 JA愛知中央会表敬訪問 三州フルーツ工房視察
JA愛知中央会表敬訪問                      三州フルーツ工房視察

3月4日(火) デンソー実証農場、イシグロ農材実験農場&くくむ農園、河合農園視察 デンソー実証農場 イシグロ農材実験農場&くくむ農園
デンソー実証農場                      イシグロ農材実験農場&くくむ農園

3月5日(水) 地域の未来・志援センター、愛知県農業総合試験場視察 地域の未来・志援センター講義 愛知県農業総合試験場視察
地域の未来・志援センター講義                 愛知県農業総合試験場視察

3月6日(木) シンポジウム開催 愛知県産業労働センター(ウインクあいち)18階 あいち国際ビジネス支援センター セミナールーム1にて、日中のアグリ青年および農業研究者らとの意見交換、交流を通して持続可能な農業経営と国際連携について考えるシンポジウムを開催。第一部では「グローバル農業ビジネスに向けた日中交流事業の現状とこれから」をテーマにプレゼンテーションを、第二部では「日中アグリ青年の交流とグローバル農業ビジネスの進展に向けて」と題してパネルディスカッションを行った。
シンポジウム開催

懇親交流会
懇親交流会開催
シンポジウム後、大村愛知県知事、中国駐名古屋総領事館 葛総領事らご来賓列席の下に開催。

葛総領事と大村愛知県知事
葛総領事と大村愛知県知事

視察先農園で収穫した新鮮なイチゴ、サラダ
視察先農園で収穫した新鮮なイチゴ、サラダなどがテーブルに並ぶ

3月7日(金) トヨタ産業技術記念館見学ご訪日団帰国
トヨタ産業技術記念館見学

詳しくは報告書をご覧ください。

2013年12月

「日中平和友好条約締結35周年記念 友好交流卓球大会」に協力参加12月8日、愛知県スポーツ会館で開かれたNPO法人中部日本華人卓球協会主催の「日中平和友好条約締結35周年記念 友好交流卓球大会」に大会顧問として参加。

2013年11月

四川省訪問団視察サポート11月13日〜20日、四川省訪問団(四川省国際科学技術合作協会長・梁晋氏団長)23名のメッセ名古屋視察訪問サポートと歓迎晩餐会運営協力(於中国駐名古屋総領事館)など行う。
四川省訪問団視察サポート

上海市農業科学院園芸研究所上海市農業科学院園芸研究所と新プロジェクト協議11月5日、上海市対外科学技術交流中心同席のもと上海市農業科学院園芸研究所主任と、日中アグリ青年交流会開催に向けた協議および当法人が崇明島で行っている活動協力を依頼し同意を得る。また、崇明島での農業経済発展に向けた新プロジェクト発足についても協議し合意書締結を確約する。

四川省国際科学技術合作協会と新プロジェクト発足へ
四川省国際科学技術合作協会

第2回「自然がっこう」開催上海市崇明島にて
第2回「自然がっこう」開催
尖閣諸島問題等で延期になっていた第2回「自然がっこう」は、上海市対外科学技術交流中心の政局とは別に民間協力の必要性と生態崇明島建設へ向けた自然がっこうの重要性から予算を確保。規模を縮小し11月1日実施で合意した。
第2回「自然がっこう」開催

2013年9月

第2回「自然がっこう」開催打ち合わせ尖閣諸島問題等で延期になっていた第2回「自然がっこう」は、上海市対外科学技術交流中心の政局とは別に民間協力の必要性と生態崇明島建設へ向けた自然がっこうの重要性から予算を確保。規模を縮小し11月1日実施で合意した。

2013年7月

中国三都市の公立博物館訪問7月6日〜11日 中国東北地方との日中文化交流の基礎作りを目的として三都市の公立博物館を訪問。

2013年6月

第2回「自然がっこう」開催打ち合わせ第2回「自然がっこう」開校に向け、上海市において中国側主催者である上海市崇明県生態科学普及協会、当法人の中国側窓口である上海対外科学技術交流中心、同済大学・李教授、上海市農業科学院園芸研究所・陸氏、前駐名古屋総領事館領事・梁晋氏と予算確保をはじめ日程、講義内容、運営体制について協議を行う。また、本年度開催予定の「日中アグリ青年交流会」について協力依頼と打ち合わせを行う。

2013年3月

「日中情報交流会」(セミナー&懇親会)に参加3月14日ウインクあいちで開かれた「日中情報交流会」に参加。中国駐名古屋総領事館・梁晋領事の基調講演「日中交流の今後」に続き、中国と民間交流を行う諸団体の事例紹介を行う。当法人の代表理事・久田治子が上海崇明島における環境教育指導者育成交流事業「自然がっこう」について発表。

中国駐名古屋総領事館主催「国際婦人デー」企画協力3月8日中国駐名古屋総領事館で開かれた「第二回国際婦人デー」に企画協力。

2012年12月

「日中国交正常化40周年記念 卓球交流大会」に協賛愛知県スポーツ会館で開催されたNPO法人中部日本華人卓球協会主催の「日中国交正常化40周年記念 卓球交流大会」に協賛。当法人の代表理事・久田治子が卓球大会顧問として参加、スポーツ教育面での日中交流の推進に協力する。

2012年8月

第2回「自然がっこう」実施予定農場視察第2回「自然がっこう」実施予定農場視察上海市崇明県の科普教育基地野菜ハウスの借用協力の快諾を頂く。当農場に隣接する同済大学の研究基地では、土壌・水質検査などの面で協力が確約される。

第2回「自然がっこう」実施予定農場視察


第4回崇明生態島国際フォーラム「第4回崇明生態島国際フォーラム」に招待参加「第4回崇明生態島国際フォーラム」に正式招待されて参加。北京科学技術部国際合作司や上海市科学技術委員会の要人と次回「自然がっこう」開催に向け連携交流を深める。また、2014年「第5回上海崇明生態島国際フォーラム」において「自然がっこう」の成果発表を公式プログラムとして要請される。


最先端エコ農業ハウス視察第6回上海デザイン・ビエンナーレ2012に出展 主催者(上海市科学技術委員会等)の要請で「第6回上海デザイン・ビエンナーレ」の日本側パートナーとして認定された経緯もあり出展。愛知万博、上海万博、COP10の開催理念「生物多様性」を主題にした展示および「あいちトリエンナーレ2013」のPRを行う。また、出展大学の上海師範大学芸術学院と来年度の学術文化交流を内諾。


最先端エコ農業ハウス視察最先端エコ農業ハウス視察 中国駐名古屋総領事館領事・梁晋氏、同済大学・李建華教授、農業経営・加藤秀明氏と豊橋市サイエンスクリエイト、イシグロ農材の最先端エコ農業施設視察。「自然がっこう」への技術協力を依頼、承諾を得る。

2012年7月

駐上海日本国領事館訪問駐上海日本国領事館訪問 駐上海日本国総領事館を訪問。「自然がっこう」の実施報告と継続支援を要請。循環型生態農業がテーマである次回「自然がっこう」への支援も依頼。

2012年6月

遼寧省鉄嶺市表敬訪問遼寧省鉄嶺市表敬訪問 中国駐名古屋総領事の公式依頼で鉄嶺市人民代表大会常務委員会の肖国范氏を公式訪問。鉄嶺市の整備された水辺環境やハイテク産業開発区の視察。

農業国際会議に参加第2回生物多様性を育む農業国際会議に参加 生物の多様性を育む農業技術の探求などをテーマに開かれた農業国際会議に参加。併せて世界農業遺産に認定された佐渡の農業システムを視察。

2012年3月

中国駐名古屋総領事館主催「国際婦人デー」協力 中国駐名古屋総領事館の依頼で、「第一回国際婦人デー」の企画を手伝う。

2012年2月

「トヨタ環境活動助成プログラム2010」、「あいちモリコロ基金」の助成をはじめ企業や個人から支援を頂き、2月28日・29日に上海・崇明島で「第一回自然がっこう」を開校しました。
第1回「自然がっこう」は、上海市政府、崇明県政府のきめ細やかな準備・体制により滞りなく終えることができ、子供たちが主体的に感じ、考え、行動することを主眼においた講義スタイルに高い評価が寄せられました。今回の「自然がっこう」は両国にとって小さな一歩ですが、上海崇明島から中国全土へ環境教育の重要性を働きかけていく使命を新たにしました。
詳しくは、第一回「自然がっこう」実施報告書をご覧下さい。

開校式。上海市政府幹部と (社)ときの羽根代表・久田治子。開校式。上海市政府幹部と (社)ときの羽根代表・久田治子。

「自然がっこう」開校式/上海崇明県幼稚園・小学校の教師150名が出席。式後講義を受ける。「自然がっこう」開校式/上海崇明県幼稚園・小学校の教師150名が出席。式後講義を受ける。

今後3か年(2014年12月まで)の「自然がっこう」開催合意書の調印式。上海市崇明県生態科学技術普及協会長・宋林飛氏と (社)ときの羽根代表・久田治子今後3か年(2014年12月まで)の「自然がっこう」開催合意書の調印式。上海市崇明県生態科学技術普及協会長・宋林飛氏と (社)ときの羽根代表・久田治子

元名古屋市小学校長の講師・森上章氏による講義元名古屋市小学校長の講師・森上章氏による講義

終始明るく、活発なワークショップの様子終始明るく、活発なワークショップの様子

2011年1月

北京・国家発展改革委員会エネルギー研究所での国際会議に経団連環境本部長と出席、講演。中国科学技術部国際合作司で公使参事・阮氏、アジア・アフリカ、日本担当責任者と会議。

2010年10月

COP10参加の上海市政府代表団との会議を企画・講演

2010年9月

経団連会館で自然保護協議会主催セミナーで「自然がっこう」について久田が講演。中国大使館二等書記官が同席。

2010年7月

合意書に調印上海市政府・国連環境計画共催の「上海崇明島国際フォーラム」に招聘され参加。上海崇明県政府と一般社団法人ときの羽根の間で、低炭素社会構築を目指す生態島建設に向けた日中合作事業(環境助成活動・日本文化の紹介活動等)の合意書に調印。

2009年12月

上海崇明島視察上海社会科学院訪問団の事務局長として参加し上海崇明島視察。

2009年11月

国内および海外諸国との環境(低炭素経済)・芸術文化の研究と交流を目的に「一般社団法人ときの羽根(代表理事:久田治子)」を設立。

2005年

上海崇明島 愛知万博開催年に愛知県庁内で発足した任意の勉強会「アジアインパクト政策研究会」に参加。その中で持続可能な生態島建設を目指す上海崇明島に注目し情報収集を開始。上海訪問を重ね、現地政府との交流を深める。


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